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『年頭所感』

年頭所感

明けましておめでとうございます。平成20年の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

旧年中は、社団法人静岡県建設業協会の事業活動に対しまして、格別のご指導、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、わが国経済は、米国のサブプライムローン問題や原油価格の高騰に伴う諸物価の上昇などにより、停滞感が強まってきており、格差は地域別・業種別に見ると引き続き拡大しております。

一方、建設業界は長年続く国の公共事業予算の大幅な減少やダンピング工事の多発、昨今の建築基準法改正に伴う建築確認審査の遅れによる受注減等により、更に厳しい経営環境となっております。特に、我々地方中小・中堅建設業者にとっても不況の長期化により倒産、廃業等に追い込まれているのが実態です。

このような厳しい経営環境の中で当協会は、平成19年度において今後の協会のあるべき姿を検討する『県建協新生元年』改革ワーキンググループを5月に立ち上げ、約半年間の検討を経て「中長期的な県協のあるべき姿を目指して」として提案していただきました。

『社会のために』・『地域のために』・『会員のために』を3本柱として、協会の役員・委員会・各種事業・事務局体制並びに県協会と地区協会との関わり等多岐にわたる提案であり、執行部において慎重に検討し最終原案を決定しました。今後は、検討結果を踏まえ、次年度以降の事業計画並びに予算編成に織り込んで行く所存であります。

各地区協会より選出されましたWG委員の皆様方のご苦労に対し厚くお礼を申し上げますと同時に、提案されましたそれぞれの意見を真摯に受け止め、できるところから取り組んで行きたいと考えております。

今春には新公益法人のガイドラインが公表される予定ですが、私共静岡県建設業協会といたしましては、公益法人に移行できるよう事業並びに予算等の検討を進めてまいりたいと考えております。

なお、建設業界の使命として常に根底にあるのは、災害に対する予防、防災、復旧を担う気概であり、「県民の生命・財産を守る」という理念は不変であり業界が一丸となって地域貢献の一翼を担っていきたいと思っているところであります。

今後とも、会員企業並びに関係機関とともに全力を尽くし、目標達成を目指して参りますので、皆様のご協力を切にお願いする次第です。

最後に、この新しい年が皆様にとって飛躍の年になりますよう心より祈念いたしまして、新春のご挨拶といたします。

平成20年1月元旦