1970年代後半の運河。ドブ川となっていた。多くの人が運河の存在すら知らなかったほど荒廃し、出入り口もふさがれていた。ここはガス・ストリート・ベイスン(GAS STREET BASIN)と呼ばれているバーミンガムの運河の要の一つ。煙突のある建物は工場だった施設を改造している。(Birmingham City Councilより写真提供)
モノクロ以外の写真は、バーミンガムのコンベンションセンター付近の再開発、整備したところ。再開発全体はレンガを用いて、デザインの統一性をもたらしている。レンガは産業が盛んだった頃から使われていて、バーミンガム運河沿いの産業遺産のアイデンティティーの一つでもある。(写真と文:村山めい子さん)
清掃し整備したあとの運河。左の1970年代後半の写真と同じ場所。背景の白い建物がコンベンションセンター。新旧の建物が違和感なく融合している。レンガを共通して用いていることなどによる。