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特別企画
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特/別/企/画 こ れ か ら の 広 報 と ホ ー ム ペ ー ジ | |||||||||||||||||||||||||||
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小野 広報誌『けんせつ静岡』を時代に合ったものにしようと、昨年7月に雑誌形式からホームページに切り替えました。せっかくホームページにしたんですから、新しい広報のあり方を考えるいい機会です。みなさんはどのようにみているでしょうか。秋山副会長、どうでしょう。 秋山 県建設業協会(県建協)もいま、非常に厳しい段階にあります。財政的にも決して余裕があるとは言えません。だからと言って協会の活動は停滞させられない。経費を切りつめそれで生じた資金で建設業協会本来の事業活動を活発化させようというのが、協会の考えです。経費を切りつめるという意味では広報部会も例外ではありません。この部会は、事業活動の目的(広報誌の発行など)の性格もあって予算規模も大きい。それから、いまの『けんせつ静岡』は、良き時代の編集企画が多すぎます。時流をしっかりとらえて、それを基にしてどのような広報にするのかもっと議論する必要があるのではないでしょうか。「会員が一番求めているのはなにか」を考えると、ちょっといまの時代とのズレがあるんじゃないかとみていました。経費のこと、内容のこと、わたしはそう思ってホームページへの切り替えを提案し、皆さんにやってもらったんです。 木内 広報委員会の基本は「会員の柱となる広報」でしょうね。だから、時代時代で広報の利用の仕方、内容、役割は変わるし、また変えていかなければならないとわたしも考えます。視点を変えるという意味では、ホームページへの切り替えはいいきっかけになるんじゃないかなと期待できますね。 勝間田 沼津の広報委員会で、「『けんせつ静岡』、見てる」って聞いても、「見てない」。それで、先日も「開いて、見てよ」とホームページをコピーしてPRしたんです。それで、地区協会の会員にも関心を持ってもらうために、県建協のホームページでも『けんせつ静岡』でもいいんですが、どこかに沼津の協会の動きなんかも入れたらどうかっていう意見も出たんです。 遠藤 内容が同業者向けだから仕方がないかもしれないけれど、地味ですね。人の目を引きつけるような写真とか、会員がやった建造物の写真でもいいし、もう少し工夫があってもいいと思う。 市川 リンク集は利用させてもらっています。わたしは、ホームページということよりも、いまの広報活動そのものにちょっと異論があります。ホームページ上に広報誌をのせることに対してクエスチョンですね。わたしが清水の広報委員会の委員長なったとき、「広報誌をやめちゃう。そのかわりホームページを好きなように使わせてほしい」って言って引き受けたんです。せっかくホームページを利用するんですから、聞いてもらいたいこと、見てもらいたいもの、もっと主張すべきことは主張していこうと…。「わたしたち業界は、いまこんなことを考えているんだ」っていうことをね。それで、清水の広報誌「清建だより」の発行をやめました。でも、それに対する苦情とか、「送られてこないけど、どうしたの」っていう問い合わせも、こない。(笑い) 鈴木 リンク集は非常にいい。それから県の協会ですから、地区の協会と違って娯楽性だとかお楽しみ性は無理だと思う。そういうのは、地区の協会が独自のカラーでつくればいい。江幡さんも言いましたが、トップページにある「更新情報」、これかなり的確にのせてあって勉強になっていますね。それから、若い人を担当に入れたらどうかな。若い人の発想を入れれば、もっと画面が優しくなりますよ。堅い人間じゃ堅いものしかできない。 夏目 内容が堅いという話が出ているけれど、これは仕方がない、業者向けだから。ホームページって、なにかを見たい、なにかを調べたい、ためになる情報を得たい、というものがあって開くのが普通。だから、県建協のホームページを開けば、そういったことが出ているとか、ヒントがあるっていうようなホームページをつくってほしいですね。 遠藤 全体のレイアウトのバランス、色のバランスもまずまずだし、割とうまくできていると思うね。 秋山 自分の知りたい情報、業界が関心を寄せている情報が載っている、そういったものを広報は取り上げて、ホームページで会員に伝えるのが役目だと思う。いまの広報は、この時代にあった情報、こういうものがほしい、といったことが端的に表現されていない。各地区がどのくらい受注が落ち込んでいるか、業法の改正はどうか、ISOやCALSの県の動向はどうか、こんな厳しい時代だから、座談会やインタビューもいいんだけれど、もっと大切な情報や取り上げなければならない情報がたくさんある。そんな視点を持って広報をつくってもらいたいな。広報委員会も「良き時代の名残」はもう、捨ててほしいね。 小野 主張するもの、論評・社説のようなもの、そういうものをどうするかこれから編集会議で決めていかなければならないけれど、誰がなにを主張するのか、これが非常にむずかしい。協会長が主張するのか、秋山副会長が主張するのか。誰が書いて、誰が責任を取るのかっていうことね。 鈴木 でも、いまの「時評」がそれじゃないかな。 小野 それは広報委員個人の主張。協会の主張となると協会が認知した主張でないと。 秋山 いまは、結果しか報告されていない。それではホームページを開いてくれない。議論の過程とか、将来に向けてどうあるべきか、そういった議論がほとんどのっていない。だからみんな(広報に)関心がないと思う。 鈴木 ズームアップインタビューなんか、地域の隠れた逸材というか、そういった人を取り上げて、結構うまくインタビュー記事にしている。わたしはあれが楽しみ。主張のようなものっていうことでは、「時評」をもっとボリュームを増やして、載せてもいいんじゃないかな。対行政に物申すような感じで。それと10協会の動きなんかのコーナーを作っていくのもひとつのアイデアでしょうね。 夏目 協会全体のホームページとしては堅くならざるを得ない。さっきから話が出ている主張のようなものは、協会のホームページのどこかにコーナーを設けて、広報のほうは軟らかい企画や編集でいくっていうのもひとつの考え方じゃないかな。 江幡 下田協会もことし4月からホームページを立ち上げます。それで、参考に各協会のホームページをみてるんだけれど、どこがいいとか悪いとか分からない。どうすれば見てくれるのか、結論が出ない。ただ、いろいろなホームページを見て、すばらしいなと思うのは、やっぱり一般消費者を対象にした企業のもの。よく考えて、インパクトがあるようにつくってあります。わたしたちの業界は、一般消費者を対象にしていない、なかなかそういう面ではむずかしい。 勝間田 役所も指名通知をメールやインターネットでやるようになってきたし、電子入札も近い。やはり自分の仕事に直結したもの、必要にせまられたものをインターネットでやらなければならないとなってくれば、自然に(ホームページも)見るようになるんじゃないでしょうか。 江幡 ことし4月に開設予定で、準備を進めています。一番最初に秋山副会長から話があったように、広報部会が一番予算が多い。立ち上げに際しては、全国建設業協会の助成金も利用できますし、経費の面でもかなり圧縮できそうだし。その圧縮した分をほかの協会活動に使ってもらったほうがいい。 小野 三島は、協会のホームページはもう立ち上げました。しかし、紙の「三建だより」も従来どおり出していて、その1面だけをホームページにも取り込んでいます。 勝間田 どうしたらいいか、費用の見積りを取ったり、検討中ですが、さっきも言ったように県のホームページに1部入れてもらおうかなどと、いろいろな意見が出ています。一応、いまの「いしずえ」と両建てでやっていこうという話にはなっています。 遠藤 わたしたちは、紙の「富士建だより」の発行をつづけます。検討しなければならないとは思うんだけれど、富士は“製紙の街”、紙を使わないわけにはいかない。(笑い) 市川 紙の広報誌は辞めて、ホームページで協会員が見たいものを載せていく方針です。 紅林 静岡は、「軽く、楽しく、おもしろく、ためになる」を基本に、手作りのホームページでいこうって。 夏目 ホームページに移行せざるを得ないのかなっていうのが広報委員会の意見。ただ、印刷したものもいいところはあるし、なかなか捨てられない。予算さえ許せば年1回は紙で、3回はホームページでと考えている。 鈴木 1月号までは紙。4月からは完全にホームページです。わたしのところも全建の補助を利用します。若い人たちといろいろ考えてやっているんで、きっとおもしろいものができるはずです。 木内 広報のホームページを見てもらう、読んでもらうひとつとして、著名人のコラムのようなものをシリーズで載せるとかしたらどうでしょう。それから、ホームページにしろ紙にしろ、「おれたちのもの」っていう意識が少ないような気がします。そういう意識が生まれるような企画を取りいれていけたらいいなと思います。県の建設業協会は幅広くたくさんの情報が入ってきます。それは財産です。その財産を会員に分け与えるような、そんなホームページにしたいですね。 秋山 時代の先端をいく情報をたくさん掲載してもらいたいな。それと同時にみなさん苦労してください。悩んでください。そうすればかならずすばらしい道が見つかるはずです。時代を反映するようなホームページにするには、苦しい思いをしなければ生まれてきません。過去にこだわらず最先端を走ってほしい。 小野 せっかく新しい広報ホームページを立ち上げたんだから、多くのみなさんに見てもらえるようなものにしたいね。今年が明るい年になりますように。 |
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