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東側からみた南口広場。以前の三島駅は木もなくアスファルトに囲まれ、夏には暑さが不評でした。今では、ケヤキやイチョウなどの高木が20本以上も植栽され、緑のオアシスとなっています。路面にも浸透性・保水性ブロックを配すなどヒートアイランド現象にも配慮し、癒しの空間を提供しています。 |
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三島市はこの提案を評価し、市民、企業、まちづくり団体と協働で行うこととし、市は市民の提案を受けてハード整備を行い、PRやソフト事業は商工会議所、身近な環境改善はまちづくり団体、市民は清掃など協働で当たります。
5年間の事業費は約15億円で主な事業は高木を植栽、水辺を配置したJR三島駅南口修景整備、旧鎌倉古道修景整備、市内河川の欄干やデッキなどの修景整備などです。
今後も室町時代から三島にあった和暦を活用した「(仮称)三嶋暦師の館」といった“小さな博物館”を作っていきます。
この事業により、市民の思いが現実の事業として形になり、市民が自主的に活動する協働のモデル事業となっていることや、交流人口の増加、中心市街地の活性化などの効果が期待されています。
去る10月4日にJR三島駅南口の修景整備が完了し、オープニングセレモニーが開催されました。今まで木が一本もなかった広場には、ケヤキやイチョウを始め高木20本が植えられ、市民の公募提案である「水鏡」のイメージで作成したモニュメントや渦巻き水路、水琴窟は水の音で快適な演出をしています。
また、夏場は暑いとの提案から浸透性、保水性ブロックを使用したほか、緑の演出としてバスシェルターやタクシー待合所をパーゴラ風とし、少しでも緑を多く見せる配慮を行っています。観光客へのおもてなしとして「総合観光案内所」も設置し、水辺のインフォメーションとして初日から賑わっています。
今、JR三島駅南口は快適な空間としてベンチサークルで休憩する方が多く、関係者は喜んでいるが、その分、ゴミが目立つ、三島市では「里親制度(アダプトプログラム)」や「周辺企業の負担による清掃委託」など、維持管理についても正に協働で行っています。 |