ただし、日本や欧州各国は批准したものの、全排出量の4分の1を占める米国 |
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が離脱。発効には55カ国以上の批准と、批准した先進国の排出量が先進国全体 |
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の55%以上を超えなければならないため、いまだに発効されていない。ロシア |
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が批准されれば、ようやく発効される見通しだ。このまま地球温暖化が進むと |
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今後100年で、気温は1.4度から5.8度上昇する可能性がある。海水面は9cmから |
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88cm上昇し、台風等の最大風速、降水強度が強まると言われている。 |
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このような気候変動が我国に及ぼす影響は、例えば日本沿岸の砂浜は、海面 |
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が30cm上昇すると57%、1mでは90%がなくなってしまう。また、降水量の増大に |
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伴う洪水、土砂災害の増幅、気温上昇による熱波、都市化に伴うヒートアイラ |
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ンド効果の増幅、農水産業への影響等、国民の生命にかかわる問題が山積して |
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いる。「安全」、「安心」は豊な社会を創りあげるためには絶対必要条件であり、 |
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国家の基盤であらなければならない。 |
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現在上映されている、自然災害の恐怖を描いた米国映画「デイ・アフター・ |
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トゥマロー」は、異常気象が発生し氷河期へ向かってゆくというストーリー。 |
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これが荒唐無稽な物語といえないところが怖いところである。 |
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いざ災害が発生すれば、あたりまえの事ながら多数の被災者とその災害復旧 |
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のために莫大な税金が投入される。自然災害はその未然防止をいかに図ってい |
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くかが重要である。 |
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「国家百年の計」・「備えあれば憂いなし」である。 |
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