そんな中、自分の書いた記事と模範記事を比べながら、まず、ニュース(記事)は逆三角形の形で文章が構成されていることを知りました。一番知らせたいことを真っ先に、その次に知らせたいことを2番目に、という具合に書いていきます。 また、「…もの」「…おり」「…が」を使った文章表現は避けるように注意されました。こうした表現は、まったく意味がなかったり、文章の段落が必要以上に長くなったりして読みにくくなってしまうそうです。何よりも、文章表現に工夫がなくなり、表現方法が上達しないということです。一つの文章で同じ表現を繰り返さないことも上達のうえで大事です。
とはいえ、もっとも大切なのは「取材」だそうです。どれだけしっかりとした取材ができているかが、よい原稿が書けるポイントになると強調されました。
次に、実際の新聞のレイアウト用紙や大刷りを見ながら整理記者の仕事を説明してもらいました。まず、新聞の見出しのつけ方。7文字から10文字で言い切るのが大原則です。当然ながら、記事と同様に一番訴えたいことを主見出しに持ってきます。記事がよくなければ見出しもとりにくいということでしょう。
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