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わが街ウォッチング

新「磐田市」温故知新 磐田駅中心に史跡がいっぱい

旧磐田市、旧磐田郡福田町と竜洋町、豊田町、豊岡村が4月1日に合併し、生まれ変わったばかりの新「磐田市」。J1ジュビロ磐田の本拠地があることで全国にも知られている磐田市ですが、JR磐田駅を中心に史跡や遺跡などの文化財が多く点在しています。今回は、その中から「旧見付学校」「遠江国分寺跡」「旧赤松家の建造物」を紹介し、新しくなった郷土をもう一度見つめ直して見たいと思います。


旧見附学校
旧見附学校

磐田文庫
磐田文庫

旧見付学校

見付学校は、明治6年5月から開校準備に入り、8月には宣光寺と省光寺を仮校舎に開校しました。

同時に新校舎の建設計画も進められ、明治8年1月に上棟式を行い、同年8月に落成しました。新築された校舎は、基礎石垣積みの上に木造洋風2階建で、規模は間口12間(21.8m)奥行き5間(9.1m)、屋上に2層の楼が重ねられ、いわゆる2階2層となっていました。

南側正面の基礎石垣は、遠州横須賀城の石垣に使われていた石を舟で運んで積み上げたものと伝えられています。

(資料提供=磐田市旧見付学校)


CGで甦った遠江国分寺
CGで甦った遠江国分寺

遠江国分寺史跡公園
遠江国分寺史跡公園

遠江国分寺跡

奈良時代の天平13年(西暦741年)、聖武天皇は穀物の不作や流行する疫病を仏教の力によって取り除こうと、国ごとに国分寺を建立するように命じました。

遠江では県庁にあたる磐田の地に「遠江国分僧寺・尼寺」が建てられ、8世紀後半に完成したと考えられています。

平安時代中ごろまで続いたと推定される遠江国分寺は、昭和26年の調査によって、金堂・講堂・塔・回廊・中門・南大門などの配置がわかりました。

この他に僧坊や鐘楼、経蔵などがあったといわれています。例えば、金堂跡から推定される基壇の規模は、東西約34m、南北21.5m、高さ0.9mで、正面中央で石段が発見されています。

(資料提供=磐田市教育委員会)


旧赤松家門
旧赤松家門

旧赤松家記念館
旧赤松家記念館

旧赤松家の建造物

明治20年代に建てられた旧赤松家は、明治建築の特徴が良く活かされたレンガ造りの建物です。

現在残っている門、塀、土蔵などは近代建築物としての価値が高く、県や市の指定文化財となっています。

また、敷地内にある旧赤松家記念館では、旧赤松家に関する文化財や寄贈資料などを中心に常設展示しているほか、茶室ではお茶も楽しめます。

赤松家は、中世播磨国豪族赤松則村の孫義則の流れをくむ末孫です。

(資料提供=磐田市教育委員会)


磐田市役所のホームページにも、いろいろな文化財が紹介されています。
ぜひ一度アクセスしてみてください。

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