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棚田の紹介−わが街ウオッチング

棚田の紹介

※棚田→傾斜地にある稲作地。農水省では、傾斜地が20分の1(水平距離を20m進んで1m高くなる傾斜)以上の水田を棚田として認定し、助成金を交付している。

棚田の歴史

 松崎町石部地区の集落入口から山に向かって約1.5km遡った所、標高120m〜250mの範囲に石部の棚田が広がっています。石部地区では、傾斜が急で良質な石が手に入りやすかったことから、石積みによる棚田が造成され、昭和30年頃まで約18haの棚田がありました。ところが、高齢化や過疎化による労働力不足、減反政策など様々な理由により耕作放棄が進み、ほとんどの棚田が山林原野化していました。

 しかし、平成11年に石部の棚田が「静岡県棚田等十選」に指定さたことをきっかけに、地元で棚田を見直す機運が高まり、優れた景観と文化的価値をもつ棚田を将来に残すべき貴重な地域資源と再認識し、棚田の復元と保全を進めることになりました。

棚田歴史1棚田歴史2

石部地区棚田保全推進委員会発足

 棚田を「将来に残すべき貴重な地域資源」として位置づけ、棚田の復元と保全を目指し平成11年に石部地区棚田保全推進委員会が発足しました。推進委員会の活動によって、約4.2haが開墾され、内約1.4haを水田に復元し、もともと耕作されていた水田を加え、現在では1.7haの水田があります。

 また、農作業体験を通してすべての人が笑顔になれる「百笑の里」づくりを目指し、石部地区の有志によって平成12年に「赤根田村(石部の棚田を管理し、棚田オーナー制度を運営する地元のグリーンツーリズム組織)」が発足し、2年の歳月をかけて農道、交流施設(休憩室、水車小屋など)の整備を行いました。平成14年度からは、田植えや稲刈りなど農業体験を通じて心を癒し、地元住民との交流をはかってもらうオーナー制度を開始、県内外から多くの応募がありました。このオーナーによって、田植えや稲刈りが行われ、オーナーは水車で精米した棚田米が受け取れます。

復元された棚田1復元された棚田2

オーナー制度

 海が大好き、山が大好き、自然が大好き、伊豆が大好き、そして米が大好きで、米作りを体験してみたいという方。個人、家族、団体を問いません。興味を持たれた方はぜひお問い合わせを!

オーナー田植え
オーナー田植えオーナー稲刈り
オーナー稲刈り

■募集区画
60区画(1区画約100u=30坪)

■年会費
1区画あたり35,000円

■資料請求方法
電話、FAX、E-mail ⇒募集要項ページ
受付後、パンフレット、申込書、実施要領を郵送いたします

■契約期間
オーナー期間は契約日から起算して一年間とします。ただし更新は可能です

■申し込み区画数
1区画のみの申し込みとなります

■土地の賃借権
本制度は土地へ立ち入っての作業を許可するもので、土地の賃借権は発生しません

赤根田村全景図


■お問い合わせ

松崎町役場 企画観光課 担当:馬場
〒410-3696 静岡県賀茂郡松崎町宮内301-1
TEL:(0558)42-3964(直通)
FAX:(0558)42-3183
E-mail:kankou@town.matsuzaki.shizuoka.jp

松崎町役場ホームページ
http://www.town.matsuzaki.shizuoka.jp/

赤根田村ホームページ
http://www.wbs.ne.jp/bt/matsuzaki/tanada/

写真・資料提供−松崎町、赤根田村

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