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平成21年3月開港を目指して島田市湯日の山中に富士山静岡空港がほぼ出来上がりつつあります。
県内の産業力は18兆1,882億円(平成18年度調)と全国第3位。経済力はマレーシアを上回り、ポルトガル、タイの国内総生産に匹敵する16兆689億円の市場規模にもなっているのに県下には物流空港がありませんでした、待望の空港がまさに完成目前です。
しかしあまりにも広大な面積を必要とする空港建設には、数多くの解決せねばならない問題点がありました、その中でもあまり報道等されてきませんでしたが、環境面に対する調査、対策、実行等は、華々しく飛び立つ飛行機とは裏腹に、地道な根気のいる作業でした。そこで取り組んだのが“人々の快適な暮らしと豊かな自然環境の共存を目指す緑に包まれた空港づくり”でした。
このシンボルマークは、はるか上空から見た富士山の形をデザインしたものです。 |
富士山静岡航空完成予想図 |
空港建設地は牧之原台地から東にのびる尾根部、島田市と牧之原市にまたがる地域にあります。尾根部の平坦地のほぼ全面に茶が栽培され、傾斜地や沢部の多くはスギ・ヒノキの人工林や里山林となっていました。
残された赤松林や広葉樹林からなる里山林は、薪や炭をはじめとする様々な恵みや豊かな季節感を与えていましたが、ここ30年ほどの間に人が入って利用することが少なくなり、マツクイムシによる松枯れの被害や竹林の拡大・侵入などによって、衰退し荒れた場所が多くなっています。スギ・ヒノキ林の多くも間伐や下草刈りなどの手入れが行われなくなり、密生した暗い林となっています。
このように、空港周辺の自然環境は、本来、人の営みのなかで育まれてきた「里地・里山」であり、その失われつつある多様な自然を持続的に保全することが求められています。
空港の建設は周辺の環境を大規模に改変することになりますが、その影響を緩和するだけでなく、人々の求める里地・里山の自然環境の保全と再生に寄与する事業でありたいと考えています。駿河湾・大井川・南アルプスの山々、そして雄大な富士山という自然の眺望を誇る空港であるだけでなく、自然との調和を実現した地域作りのために、次のような環境保全対策に取り組んでいます。
地域の生物多様性が失われないよう、貴重生物等を移植・増殖により守ります。
空港の周りにできる造成斜面を郷土種により樹林化し、空港周辺に残る森林を安全で豊かな森へとエコアップします。
失われていた谷戸田や消失する水辺の環境の代償として、調整池の活用や残される谷などを整備し、豊かなビオトープ(野生生物の生息空間)とします。
オオタカを指標として空港周辺の広域における里地・里山の環境保全に努力します。
空港の近隣または周辺に暮らす人々の生活環境を守るため環境監視や対策を講じます。
設置管理者 | / | 静岡県(第3種空港) |
位置 | / | 松之原市・島田市 |
管理面積 | / | 約190ヘクタール 周囲部を含む取得面積は約500ヘクタール |
滑走路 | / | 長さ2,500メートル、幅60メートル、標点の標高132メートル 大型ジェット機の就航が可能 |
開港予定 | / | 平成21年3月 |
概算事業費 | / | 飛行場約490億円(全体額約1,900億円) |
空港の建設工事によって貴重な野生生物が失われることがないように、充分な注意を払わなくてはなりません。工事を始める前に、それぞれの工事箇所について専門家による貴重動植物等の生息状況の調査を実施しています。
その結果は、静岡空港環境監視機構や自然環境巡視連絡会に報告され、専門家からの助言や指導に基づいて対応しています。生育・生息に適した場所への移植、個体数の少ないものや移植が難しい生物は増殖して保全を図っています。
また、空港建設地の島田市湯日、牧之原市坂口地区に配置された2名の環境巡視員が、巡回するなどして環境へ悪影響はないかなどについて注視しています。
静岡県版レッドデータブックで絶滅のおそれがあると選定された植物や空港周辺地域の植生を代表する草本類、木本類66種類について、移植などの保護対策を実施しています。
特に、生育数が少なく生育地が限定されているタコノアシ、フジタイゲキなどの植物は、千頭ヶ谷ビオトープ、赤坂池ビオトープなどの新しく生育に適した環境を整備し保護しています。
タコノアシ 湿地に生える多年草。8〜9月に花が咲く。花がタコの吸盤のように並んでつくため、名づけられた。 |
フジタイゲキ 草花に生える多年草。6月ごろに花を咲かせる。上部にあるほうの葉が黄色をしていて美しい。静岡県特産の植物。 |
工事着手前には、地表面の草木をくまなく調査します。
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貴重植物等のモニタリング風景 |
○全滅危惧(I種、II種)
フジタイゲキ、ナギラン、クマガイソウ、ナツエビネ、ツルギキョウなどの8種・・・約400株
○準全滅危惧、要注目種
タコノアシ、クサナギオゴケ、エビネなどの12種・・・約3,200株
<空港の周辺地域の植生の代表的な種など>○草本類/スズカカンアオイ、コクラン、シュンランなどの23種・・・約7,200株
○木本類/ミミズバイ、クチナシ、クロバイなどの15種・・・約5,500種
絶滅のおそれのある種の危険性を的確に把握し、一般への理解を広めるため、環境省がまとめた「日本の絶滅のおそれのある野生生物」を“レッドデータブック”といいます。
また、静岡県がまとめた「まもりたい静岡県の野生生物」を静岡県版レッドデータブックと言います。
これは、貴重な野生生物をすでに絶滅したと考えられる「絶滅」、飼育や栽培の身で存続する「野生絶滅」というランクから、絶滅のおそれのある種はその可能性が高い順に「絶滅危惧T種(IA、IB類)」、「絶滅危惧U類」、「準絶滅危惧」と分けています。静岡県独自の区分としては「要注目種」があります。
環境影響評価書において、両生類では貴重種としてカジカカエルが、静岡県において注目すべき種としてヤマアカガエル、ニホンアカガエルなどがあげられています。
これらについては、繁殖に使われる環境の復元を進めながら、工事等の影響を受けるおそれのある卵やオタマジャクシを工事区域から聖域に適した環境へと移植しています。
カジカガエル フィーヨーフィーフィーフィーと美しい声で鳴く。清流の代表としていつまでも残しておきたい。 |
ヤマアカガエル 山地の家や湿地に2〜3月に産卵する。工事の影響を受ける恐れのある卵は、生息に適した場所に移植します。 |
静岡空港整備事業への環境影響評価書においては、「生息環境である水辺やそれに隣接する草地や
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●カジカガエルの移植数 約5,600個体
捕獲場所養勝寺沢、Y4調節地下流
放流場所湯日川支流、坂口谷川支流など
●その他のカエル類の移植数 約250卵魂
(1卵魂は500〜3,000個の卵の塊です)
約1,700個体
(ヤマアカガエル、ニホンアカガエル、アズマヒキガエル)
捕獲場所養勝寺沢、調節池など
放流場所造成したカエル池(柿木沢、赤坂池上流など)
左:カエルは空港周辺に整備された池に移植している
右:ヤマアカガエルの卵魂
●ゲンジボタル、ヘイケボタルの増殖数 約2,200個体
捕獲場所自衛隊峠付近など
飼育場所空港ビジターセンター
放流場所養勝寺沢、水ヶ谷地下流など
左:ゲンジボタルの放流風景
右:ゲンジボタル
新たに造成された斜面は、一般的に行われている草の種子を吹き付けて緑化する工法ではなく、空港建設地やその周辺で採取した種子から生産した「郷土種」の苗木をはじめ、工事区域から掘り取った幼木や伐採した後の根株を植栽するなど、「郷土種」による森林の復元を進めています。
郷土種にこだわるのは、もともとあった地域の植生を変化させないだけでなく、同じ種類の植物でも地域ごとに遺伝子的な違いが知られているからです。また、他の地域から苗を持ち込むと一緒に思いがけない植物の種子や昆虫などが持ち込まれる危険もあります。
植樹により緑化された造成斜面
植樹の構成 |
将来中心となる常緑樹を主体(6〜7割)とし、残りは落葉樹を植えます。 |
植樹の区分 |
造成斜面の高さに合わせて植える樹木の種類を変えます。 |
植樹の密度 |
郷土の苗木を1平方メートルに1本植えます。 |
緑化基盤 |
伐採木した枝、葉、根株のチップを利用したリサイクル堆肥と現地の土を混ぜて造成斜面を覆います。厚さ30センチ。 |
斜面の保全 |
盛土斜面の初期侵食や乾燥を防止、増加を抑えるために、伐採木のチップを敷き詰めます。厚さ5センチ。 |
緑あふれる「空港の森」をつくるため、郷土種の苗木を島田市湯日、松之原市坂口の生産プラントなどで
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シイ、タブノキ、イチイガシ、アラカシ、ヤマモモ、クスノキ、ヤマザクラ、コナラ、リョウブ、ミミズバイ、ムラサキシキブ、ネズミモチ、クサギなど
静岡空港苗木生産プラント
(牧之原市坂口圃場)
緩衝緑地として空港のまわりに残される山林には、人の手が入らなくなったため過密で暗い林になり、表土が流出して地面が露出している場所や、竹林の拡大・侵入などに取り荒れた場所などが多くありました。 そこで、林のなかに日が差し込むように、放置されたスギ、ヒノキ林や広葉樹林の間伐、竹林の抑制などを実地して、安全で多様な生物が生息できる環境へと復元していきます。 |
森林環境のエコアップ前 |
森林環境のエコアップ後 |
空港事業用地内には、茶畑などに利用されていた農地があります。この農地を里山環境の復元のために、自然林として復元しています。復元に当たっては、盛土斜面と同じく郷土種の苗木の植樹や工事区域からの根株移植等により、周辺自然環境との調和に留意した整備をしています。 |
復元前 |
復元後 |
植えた苗木の生長を促進するために下草を刈る。
残したい木を守るために、密生した場合など必要に応じて木を切る。
緑あふれる「空港の森」をつくるため、緩衝緑地にある森林のエコアップや、
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野生の生き物が生存するためには、えさが豊富で成長できることと、子孫を残すことができる環境が不可欠です。この条件がそろっていて、自然に暮らして行ける場所をビオトープと言います。ゲンジボタルやカジカガエルには清流が、チョウにとっては草花の咲く草原が不可欠です。空港では、千頭ヶ谷<里山・谷戸田>ビオトープ、赤坂地<せせらぎ・湿地・草原>ビオトープを整備しています。
※散策の道(ハイキングコース)があります。(所要時間:約30分)
エリア | 動植物 |
---|---|
谷戸田 | タコノアシ、オオバギボウシ、ショウブ、セキヤノアキチョウジ、ホトトギス、ヤマホトトギス、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、アズマヒキガエル |
草原 | ヤマユリ、コバノミツバツツジ、キヨスミミツバツツジ |
谷戸のせせらぎ | エズネ、オオバノハチジョウシダ、オオナギボウシ、ショウジョウバカマ、ホトトギス、ヤマホトトギス、クチナシ、ミミズバイ、モチツツジ |
再生の森 | キキョウ、キンラン、ササユリ、ションラン、クロバイ、クチナシ、ミミズバイ、モチツツジ |
水源の森 | キンラン、クサナギオゴケ、ウスギムヨウラン、タシロラン、キジョラン、コクラン、ションラン、スズカカンアオイ、シタキカズラ、キダチニンドウ、クロバイ、クチナシ、トキワガキ、ナナミノキ、ミミズバイ、モチツツジ |
マンサクの群落 | シュンラン、マンサク |
竹林 | タシロラン |
駐車場 | ウツボグサ |
千頭ヶ谷池につながる谷のひとつは、竹林が放置され周囲の山や田んぼの跡に竹が侵入するなど荒れ果てていましたが、谷間の田んぼ跡地を水辺に復元し、周囲のうっそうとした森林も常緑樹の森から落葉樹の森に変えてゆく中で、谷間に豊かな光が差し込むようになりました。復元した水辺では、ニホンアカガエルやアズマヒキガエルなどのカエルがたくさん産卵するようになりました。里山の多様な環境復元を進めたことにより、マンサクやミツバツツジ類、シュンラン、オオバノハチジョウシダ、キキョウやヤマユリなどの美しい野生の草花は生育するようになりました。
エリア | 動植物 |
---|---|
明るい丘 | フジタイゲキ、ヤマユリ、キキョウ |
棚田と池 | タコノアシ、ショウブ、ハンカイソウ、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、アズマヒキガエル、メダカ |
せせらぎ水路・湿地 | カジカガエル、ゲンジボタル、カワヨシノボリ、サワガニ |
調整池の斜面は、平常時は水に浸かっているわけではないので、緑化が可能な場所について草本などによるろ緑化を進めています。空港の周りに整備される12箇所の調節池のうち、10箇所で斜面を緑化します。
S4調整池と空港本体盛土
下の地図のとおり、赤坂地と、千頭ヶ谷の近くに2ヶ所あります。
平成8年6月に空港建設地でオオタカの営巣が確認されたことから、専門家で構成する「静岡空港オオタカ保護対策検討委員会」を設置し、4年間、3営巣期にわたりオオタカの生態の現地調査を実施し保護対策が検討されました。
平成11年12月、委員会から「空港周辺にある複数の営巣地を含む広範囲で、環境改善を実施することで、実効性のある保護が達成できる」との提言があり、これに基づく保護対策を進めていきました。
空港建設工事が進められている現在でもオオタカの生息は継続しています。
保護対策の対象範囲(4,000ha)内の営巣地について繁殖状況モニタリングを
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繁殖状況 | 平成9年 1998 |
平成10年 1999 |
平成11年 2000 |
平成12年 2001 |
平成13年 2002 |
平成14年 2003 |
平成15年 2004 |
平成16年 2005 |
平成17年 2006 |
平成18年 2007 |
平成19年 1998 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
営巣確認 地点数 |
4 | 4 | 3 | 2 | 4 | 3 | 5 | 5 | 3 | 2 | 3 |
巣立確認 地点数 |
1 | 4 | 2 | 1 | 1 | 3 | 5 | 5 | 3 | 2 | 0 |
巣立ち 雛の数 |
1 | 6 | 3 | 3 | 1 | 6 | 9 | 10 | 4 | 3 | 0 |
(注)巣立ち確認地点数は、営巣確認地点のうち巣立ちが確認できた地点数
空港を含む周辺の4,000haが保護対策の対象範囲
空港建設地
富士山静岡空港事業に関連してこの地域に生息するオオタカを保護するため、事業区域(500ha)だけでなく、より広範囲な区域4,000haをほご対策の対象範囲として、最大4つがいのオオタカが繁殖できる営巣環境を保全・整備しています。
富士山静岡空港の建設に伴う環境アセスメントの手続きは、「運輸省所管の大規模事業に係る環境影響評価実施要領」(昭和60年運輸大臣通達)及び「静岡県環境評価要綱」(平成4年)に基づいて実施しました。
現況調査(昭和63年〜平成6年)●公害項目 気象、大気、水質、騒音・振動
●自然環境 地形・地質、植物、動物、警官、野外レクリエーション地
環境影響評価準備書告示環境影響評価準備書の縦覧、地元説明会の開催、関係住民意見書の受付、知事意見(環境担当)の受付
環境影響評価書告示環境影響評価書の縦覧
富士山静岡空港の建設地および周辺区域の自然環境の保全・復元を図るため、環境影響評価書による調査に引き続き、動植物の専門家等(26名)による自然環境保全対策検討委員会を平成7年12月に設置し、この地域の動植物の詳細を調査し、復元方法を検討しました。平成9年3月の報告書では、郷土種による植生の復元、自然保全・復元区域の構想、自然代替地の検討などの具体的な保全対策の提言されました。
また、オオタカの保全については、別途オオタカ保護対策検討委員会(平成8年9月〜平成11年12月)が調査、保護対策の検討を行いました。
専門家の指導や地元の意見に基づき、動植物の生息環境を保全ない、貴重種の移植や工事地域の緑化を図っていきます。
静岡空港は、環境との共存を最重要課題としてとらえ、これまでも郷土種による森づくり、森林環境のエコアップ、水辺の環境の整備等、自然環境保全対策に積極的に取り組んでまいりました。空港建設も最盛期を迎え、こうした先進的な取り組みをさらに強力に推進していくとともに、開港を見据え、今後の環境対策の決意を、「人と自然にやさしい静岡空港」として、改めて宣言しました。(平成15年10月 静岡空港環境未来フォーラム)
環境問題は、私たちが21世紀を会的かつ安全に生きるため全力で取り組まねばならない、大きな課題であります。
静岡空港の建設にあたって、私たちは地球環境との共存を図るため、空港周囲部の里山をはじめ水辺や農耕地に広がる多様な自然環境、貴重な動植物等の保全に努めております。今後は、これらに加え、空港の活動によって生じる地球環境への負荷を軽減し、資源・エネルギーの循環を基調とする持続的発展が可能な空港を目指します。
このため、人と自然にやさしい静岡空港の実現に向けて、下の事項を積極的に取り組んでまいります。
調査結果については、静岡空港環境監視機構に報告しています。
(1) 低騒音・低振動・排出ガス対策型の重機の使用 |
(2) 空港本体部の散水 |
(3) 旗などの目印で工事車両を明示 |
(4) 造成法面の樹林化 |
(5) シルトフェンスの設置 |
(6) 調整池の浚渫 |
空港建設事務所では、空港建設現場に設置した遠隔操作カメラをモニターすることにより、ダンプトラック等の走行によるホコリなどの発生状況を把握し、迅速に散水の頻度を増やすなどの措置をして周辺への影響を軽減するように努めています。 |
ソーラーカメラシステム |
監視カメラ |
浮遊物質量(SS)が環境影響評価書で定めた保全目標を超えることがありましたが、保全対策を
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開港に向けての今後の予定と流れは次の通りです。
8月 | 滑走路全面完成 | ||
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9〜11月 | 開港へ向けての手続き、検査等 | ||
11月8〜9日 | イベント(スカイジャパーン&エアーポートフェスタ2008in静岡) 一般の参加、見学は自由です
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1月 | ターミナルビル完成 | ||
3月 | 富士山静岡空港開港 |
開港に向けての空港見学は、団体、個人でも随時見学できます、10名以上は職員が同行して説明をいたします、ぜひビジターセンターにお越しください。
どこへ行けるの?どんな空港ができるの?みんなの疑問にお答えします。
ビジターセンターでは、空港のこと、静岡とつながる世界のことなどを模型や映像などを使い、わかりやすく紹介しています。東名高速道路吉田インターチェンジから車で15分、入場無料。建設現場を一望できる「展望台」とあわせて、お気軽にお立ち寄りください。