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年頭所感

協会会長伊藤孝
社団法人静岡県建設業協会
会長  伊藤 孝

明けましておめでとうございます。平成23年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

会員各位並びに関係の皆様方には、旧年中当協会のためご尽力を賜わり、深く感謝申し上げるとともに、あらためて敬意を表します。

昨年の台風9号は県東部地方に大きな災害をもたらしました。
 この災害に対し、わたしたちの仲間は、被害の軽減と応急復旧に向けて24時間体制で精力的に取り組み、静岡県知事からは9月県議会定例会において『災害から地域を守る担い手として、建設業の健全な発展は重要である』とのご答弁をいただきました。ありがたい言葉であると同時に、わたしたちの使命の重さにあらためて身の引き締まる思いがいたしております。

回復の兆しが見えてこない経済情勢、公共事業の激減など、建設業を取り巻く環境は一段と厳しさを増しておりますが、わたしたちは地域の安全・安心を守り、地域の経済と雇用を支える不可欠の基幹産業として、何としても生き続けなければなりません。
 地方建設業の受注機会の確保を図り、真に努力するものが正しく報われる建設業界を実現するため、価格と品質に優れた公共調達が図られるよう、発注機関の入札・契約制度の一層の改善をはじめ、さまざまな課題を解決していく必要があります。折りしも静岡県建設業審議会が再開されます。この審議会の場も含めて、わたしたちの声を関係者に伝え、一歩でも二歩でも改善の実を上げてまいりたいと存じます。
 ぜひ、今後とも静岡県建設業協会の活動に対しましてご理解とご支援を賜りたくお願いを申し上げます。

皆様方のさらなるご発展とご健勝を祈念いたしまして、新春のあいさつといたします。

平成23年1月

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