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年頭所感

協会会長伊藤孝
社団法人静岡県建設業協会
会長  伊藤 孝

新年のごあいさつを申し上げます。

会員各位並びに関係の皆様方には、旧年中、当協会のためにご尽力を賜り、深く感謝を申し上げますとともに、あらためて敬意を表します。

昨年は言うまでもなく東日本大震災という歴史的な災害を、私たち日本人は経験したわけであります。依然として行方不明の方もいらっしゃることから、災害は何ら終わっていないと申せましょう。一日も早い復旧・復興が望まれますが、何よりも尊い命を失われた多くの方々の御霊が、どうか安らかになられますように、と祈らざるを得ません。
  災害発生時の地元建設業の皆様の活動は、目を見張るものがありました。私たち協会会員企業も、もしもの際に果たして同じように活動できるでしょうか。私は、できると信じています。建設業協会は、営利企業の集まりではありますが、それ以上に「地域を自分たちで守るのだ」という志(こころざし)を持った人々の集まりなのです。
その志を諸先輩から引継ぎ、そして時代を担う若者たちに引き継いでいくことも、当協会の大きな責務であります。

建設経営を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。そうした中で昨年11月に静岡県建設業審議会が「力強く安全安心な“ふじのくに”づくりに向けて~建設産業ビジョン~」を県知事に答申しました。
 この「ビジョン」では、建設業の役割の重要性を明確に示すとともに、地域の安全安心を担う建設業を「ビジネス経営体」という姿で支援をする施策が盛り込まれました。
 しかし、「ビジョン」は助け舟ではなく、頑張る私たちへのエールとして受け止めなければなりません。

課題は山積しておりますが、私たちは何としても生き残らなければなりません。生き残ることが地域の安全安心を支えることなのです。歯を食いしばって、新しい年を乗り切ってまいりましょう。
 皆様のさらなるご発展とご健勝を祈念いたしまして、新春のごあいさつといたします。

平成24年1月

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