みなさんは「ご当地ゆる®キャラ」をご存知ですか。「ゆるいマスコットキャラクター」の略が「ゆる®キャラ」。
さまざまな「ゆる®キャラ」がイベントやキャンペーンに活躍していますね。中でも全国的に有名なのが滋賀県彦根市の「ひこにゃん」です。招き猫とかぶとが一緒になった、かわいらしいキャラクターです。
静岡県内にもいっぱいいます。富士山の姿をした静岡県のキャラクター「ふじっぴー」はじめ、インターネットのあるサイトに登録されたものだけでも40件もあるようです。
さて、今人気急上昇なのが浜松市の「出世大名 家康くん」です。昨年の都市対抗野球と併せて行われたキャラクター選手権では、「おおたん」(群馬県太田市)や「火ぐまのパッチョ」(東京都)などを破って、みごと優勝しました。
このたび、「出世大名 家康くん」にインタビューをしました。「家康くん」が、こうしたインタビューに答えるのは初めてのことだそうです。
「家康くん」が浜松市の〝はままつ福市長〟になられた出生のいきさつと、抱負をお聞かせください。
拙者は、浜松市が市制100周年を迎えた平成23年度に、「浜松市制100周年記念マスコットキャラクター」として誕生したのじゃ。
全国から寄せられた約900作品の中から選ばれたのじゃぞ。
そして、今年度からウナギイヌ殿に代わり、"はままつ福市長"に就任したのじゃよ。本当に光栄なことじゃ。
ウナギイヌ殿が5年間にわたって築いてこられたお役目、これからは拙者がしかと引き継ぎ、精一杯努めてまいる所存じゃ。
歴史や文化という観点から、どのようなアピールをされるのでしょうか。
浜松市には、徳川家康公が築城した浜松城があり、天保の改革を行った水野忠邦をはじめ、歴代城主の多くが幕府の重役に登用されたことから、浜松城は「出世城」と呼ばれているのじゃ。「ぜひ、浜松城主にさせてくだされ」とまで望まれたお城なのじゃぞ。
昨年は、17都道府県、27市町を漫遊して、各地の地元テレビ局や、地方の新聞にたくさん登場し、皆々に浜松市の魅力をしっかりとお伝えしてきたのじゃよ。
今年はどんなことをしてまいろうかと、ただいま思案中なのじゃ。そこもとにも何か名案はおありかな。
うーん。これから考えましょう。続けて伺いますが、ご当地産業への関わり方については、いかがでしょうか。
拙者は、浜松市主催のイベントだけでなく、浜松市が後援している関係団体が実施するイベントにも激励に出かけておるのじゃ。平日は市役所関係の街頭キャンペーンなどに、また、土日もお休みすることなく、あちこちに出向いておりますぞ。
広大な面積を有する政令市、浜松を、将来どのような市としていきたいのか、夢をお聞かせ下さい。
浜松は日本一良いとこじゃ。拙者は、浜松を日本一元気なまちにしたいのじゃ。
「家康くん」はブログもおやりになられていますが、それに対する反応はいかがでしょうか。
拙者、「家康くん日記」というブログをしたためておるのじゃ。コメントで励ましをいただくこともあるのじゃよ。感謝、感謝。ぜひ、皆さん一度ご覧になっていただきたいのじゃ。
最後に、私たちは地域を担う建設業を自負しておりますが、何かアドバイスをいただけますれば幸いですが。
新東名高速道路の建設に携わった方も多いと思うのじゃが、大変お疲れさまじゃった。お陰様で盛況のようじゃ。これからも、拙者と同じく、超前向きに頑張ってくだされ。ただし、安全第一でお願いしますぞ!!
本日は、大変お忙しいところを、誠にありがとうございました。また、お目にかかりたく存じます。
それでは、本日これにて御免。
ちょんまげで出世が授かる
- ちょんまげ=浜名湖のうなぎ(これに触れると出世が授かるといわれています)
- 家紋=ミカン
- はかまの模様=ピアノの鍵盤
- 身長=非公開
- 体重=非公開
- 年齢=不詳
- グッズ=ストラップ、バッジ、クリアファイル、ぬいぐるみ、弁当など、浜松市への申請件数は56件
家康くん商品一覧(H24[1].5.23現在)(FileSize: 110,717 byte) |
「出世大名 家康くん」をサポートしているのが、浜松市企画調整部広聴広報課シティプロモーショングループのみなさんです。
「家康くんには、浜松市の魅力発信をお手伝いしてもらっています」と主任の田代智成さん。
市職員たちだけではマスコミなどになかなか取り上げてもらえませんが、家康くんと一緒に行くとテレビなどにも出させてもらえ、とても助かっているそうです。
当初はとても不安でしたと、グループ長の神崎千賀子さん。
しかし、一番初めに登場した市役所の近くの小学校では、「子どもたちがみんな近寄ってきて、家康くんを囲んでくれ、安心しました」。 市役所の中でも、啓発的なものには『家康くん』のイラストを使ってくれる課が増えてきているそうです。
神崎さんは「今後も家康くんの人気を徐々に全国に広げ、さらに浜松市を広く知ってもらい、人を呼び込む一助になればと考えています」と話しています。