ちょっと紹介特別編

「泳げない私が海へ」

さくら建設株式会社

代表取締役 杉井季利


私はどちらかと言うとかなづちで、あまり海には興味が有りませんでしたが30代の頃、南伊豆の波勝崎でシーカヤックに初めて出会いました。その時なぜ幅70cm位、長さ5m程の船で海を漕いでいるのは危なくないのか、バカではないのかと思ったのが最初の感想です。

それからシーカヤックの事は忘れていたのですが、40代に入り体の変化を感じるようになり(お腹に肉が)これは何とかしなければと思った時、アウトドアショップでシーカヤックを見てこれだ!これで腰を動かせば必ず痩せる!!

その頃、東伊豆町から伊豆大島へ渡るイベントがあり、これに家族3人で参加しようと思い2艇買い入れ、あまり気乗りしない当時3,4年生の娘とぶっつけ本番で参加してからシーカヤックとの生活が始まりました。

素敵な仲間たち 沖縄 慶良間諸島にて(右から2番目後ろが私 殆ど見えずスミマセン)
▲素敵な仲間たち 沖縄 慶良間諸島にて(右から2番目後ろが私 殆ど見えずスミマセン)

私は習い事がきらいで、未だにスキルをマスターしておらず無謀なのですが、いろいろなイベントに参加する中で多くの方と知り合い、仲間になりました。仲間には土木行政に携わる公務員さんや、労働・安全行政の公務員さん、お医者さん、学校の先生、大手アウトドアショップの社長さんもおり多業種に渡ります。

青い海 最高だぜ!
▲青い海 最高だぜ! 

シーカヤックは海面より70cm程の高さに目線があり、中々味わえない光景です。 いつもは伊豆の海を漕いていますが、年に数回遠征を行い三重や日本海、沖縄、伊豆七島などへキャンプツーリングに出かけます。キャンプツーリングは現地で艇を借り、その艇にテントや食材やコンロなど沢山の荷物を分散して積み込み出艇します。忘れていました!荷物には必ず大量の酒を積み込み、取り易い所に置き、漕いている時も飲んでいます…と言うより皆が、集合してから解散まで飲み続けています。

沖縄の慶良間諸島では酒が足りなくなり補給に上陸したら不審者と思われ、警察官が三名程みえて質問されたこともあります。

今日は無人島でテントキャンプ 楽しい宴会
▲今日は無人島でテントキャンプ 楽しい宴会

シーカヤックから見る風景は最高で、沖縄など珊瑚の浅瀬から深いところに出ると、まるで空を飛んでいる様な気分になったりし、また西表島ではマングローブの間を漕いだ時も別世界の様な気がしました。

伊豆の海はとても変化に富み、まるで日本中の海岸線を凝縮したような風景ですが、西海岸と東海岸では景色がまるで違います。断崖絶壁の美しさや漕いて通れる洞窟、また陸の緑や建物など、水面すれすれから見る景色は最高です。

しかし、この風景で残念で仕方が無いのが風力発電の風車の並び方。少し自然とマッチしていないような気がします。

不沈と思っていた自分 助けてくれ~(写真左側)
▲不沈と思っていた自分 助けてくれ~(写真左側)

皆さんもシーカヤックとは言いませんが、色んな角度から自然に触れられてはいかがでしょうか。