天竜建設業協会は、8月5日(火)に天竜区内の小学生を対象に親子現場見学会を開催、11組36人の親子が参加し、防潮堤の築堤に使用される天竜区阿蔵山の土砂採取現場を見学後、遠州灘沿岸の防潮堤工事現場に移動し、発注者である浜松土木事務所の担当者から説明を受け、一部完成している防潮堤に上りました。
子どもたちは、土堤とCSG工法で作られた防潮堤をハンマーでたたいて強度を確認、一見土に見える部分が同工法により一層固くなっていることに驚きの声を上げていました。
建設業はたいへんであり、とても危険であると思っていました。実習や現場での話を聞いて、たいへんで危険だがやりがいがあり、地図などに何かできる仕事だと思いました。
山や海、平地であっても事前調査が大事だと思った土質の調査をしたり、測量で大きさを測ったりして工事の計画をしていくことがわかりました。
また、現場では天候によって作業が中断されたりして、工事が遅れたりするので計画通りに進めるのは難しいと思いました。
建設業は、ただ建物を建てるだけの仕事だけかと思っていました。
しかし、実習を体験して建設の仕事はとても大変な仕事だというのが分かりました。
土地をならし基礎を作って、擁壁を作り地盤が弱ければセメントを流し込むという手数のかかる仕事だということもわかりました。
この実習を体験したことで工事現場の見方が変わりました。暑い中で作業をしていて8時間も同じようなことをしていてすごい精神力だと思いました。
建設業に対して持っていたイメージが “大変そう”・“危険”・“休む時間がなさそう”・“多い人数でやっている”・“建設業の仕事をしている人が少ない”でした。
大変そう、危険というのは思っていた通りでしたが、休む時間は思っていたよりありました。
機械を使っているため作業している人もそれほど多くありませんでした。建設業に関わる人が働く人のおよそ10%だったので予想より多くの人が働いていて驚きました。トータルステーションを利用した測量がとても印象に残りました。
今年度の3名の実習生も例年同様にインターンシップに対する意識が高く、真剣に取り組む姿勢に好印象を受けました。また、建設業がいかに地域に貢献しているか、日々安全第一で工事を行っていることの重要性、出来あがった道路を使う利便性や測量精度の重要性等を理解してくれたと思います。