長田地区活性化協議会とはどのような会ですか？

当会は、長田地区（静岡市駿河区の安倍川以西）に在住・在職している有志により平成6年に発足した団体です。5名でスタートした会員数も現在は40名、30～50代の青年経済人が中心で、会員数の増加に伴い、活動の規模も大きくなっております。今では地域の他団体や、行政機関との連携も深め、「長田会」の愛称で親しまれております。

どのような活動をされていますか？

「豊かで住みよい町づくり」を基本理念に、長田地区がより快適で活力のある地域となるよう、地域調査事業、地域交流事業、会員交流事業など、様々な事業に取り組んでいます。

具体的にはどのような活動ですか？

地域調査事業としては、まず長田地区活性化に関するアンケート調査を実施しました。その結果、多くの住民が「医療・福祉の充実」と「住みやすい環境の整備」を望んでいることがわかり、当会の事業を進める上での重要なテーマとなりました。
　　　他には、長田地区内における公園の整備状況の調査と公園マップの作成、危険な交差点の調査なども実施しました。

【写真】公園マップ

地域交流事業ではどのようなことをされていますか？

地域交流事業としては、「用宗漁港まつり」や「みずほふれあい祭り」などの地域主催のイベントに参画したり、当会主催事業として「長田ちびっこランド」などを実施しています。
　特に、「長田ちびっこランド」は、平成9年から毎年開催している当会のメイン事業で、餅つきや工作教室、昔の遊びなどを企画し、地域の子供から大人まで多くの来場者で賑わっています。イベントを通して、地域の方々との交流を図るのと共に、「ありがとう」が言える児童育成にもつながればと願っております。
　他には、地域の方々と気持ちの良い汗を流した「長田杯フットサル大会」や、長田の魅力を再発見する「長田フォトコンテスト」なども実施しました。

みずほふれあい祭り

長田フォトコンテスト（表彰式）

長田ちびっこランド（集合写真）

長田ちびっこランド（餅つき）

長田ちびっこランド（工作教室）

会員交流事業にも力を入れているとお聞きしましたが？

会を継続し、充実させていくためには、会員相互のつながりが大切であると考えます。そのために研修旅行や家族会などの会員交流事業を実施しています。研修旅行では、東京、横浜、神戸、広島、鹿児島、京都など数多くの場所へ行きましたが、会員の親睦を深めるのと共に、まちづくりのヒントとなる見聞を広めております。また家族の協力なしでは活発な活動はできません。家族同士との交流も大切にしております。その他、会議や事業の後の飲み会も大変盛り上げっています。これが会の原動力になっているといっても過言ではありません。

研修旅行（横浜）；中田元横浜市長、田辺静岡市長も同席

研修旅行（京都）

クリスマス家族会（静岡市内）

昨年は設立20周年ということで記念事業をされたようですが？

当会では、５年毎に周年事業を実施しています。5周年、10周年では記念バザーを開催し、その収益金を静岡市社会福祉協議会、オーク長田へそれぞれ寄贈しました。
　15周年では、海岸の環境美化をテーマに長田地区の小学生が描いた絵画を募集し、その中から2作品を用宗港の突堤に壁画として残しました。この事業には静岡市の許可が必要の為、静岡市から当会へ海岸保全事業の委託を受ける形で実現することができました。
　そして昨年の20周年では、「きれいな海を次世代に」をテーマに、長田地区の小学生が描いた絵画を募集し、約100点の応募の中から4作品をパネルにし、用宗港に完成した津波避難タワー下のフェンスに設置し、地域の方々へお披露目を致しました。
　さらに今年も20周年記念事業第2弾として、「長田料理コンテスト」を現在実施中です。長田地区は、豊かな自然に育まれた食材が沢山あり、この豊かな食材を活かした新しい郷土料理を募集し、発信することで、この長田地区の魅力を広く伝えたいと考えております。

15周年記念事業（用宗港の突堤に描いた壁画）

20周年記念事業Ⅰ（設置した絵画パネルと受賞者の皆さん）

20周年記念事業Ⅰ （絵画パネルを設置した用宗漁港津波避難タワー）
	20周年記念事業Ⅱ（長田料理コンテストポスター）

最後に、今後の抱負をお願いします。

今後も引き続き、「長田ちびっ子ランド」「用宗漁港まつり」などの継続事業を中心に、時代にあった新規事業も模索しながら、会の活動を継続していくことが最も重要なことだと思っております。
　昨年より会に若き力も必要と考え、会員の拡大にも力を入れ、昨年は3名の新規会員に入会をいただきました。更に会の魅力の一つでもある、会員同士の結束力もより強固なものにしていきたいと思っております。
　最後に、長田地区に会社や住まいを構え、商いをさせて頂いていることに感謝・御礼の気持ちを込めて、今後も微力ながら長田地区の活性化のために貢献してまいりたいと思います。

どうもありがとうございました。