一般社団法人静岡県建設業協会では、県下土木系学科に学ぶ専門高校生を対象に、職場体験学習を通して安全衛生教育の専門知識を習得し、次代の建設産業界を担う技術者としての資質向上を図ることを趣旨として、「静岡県専門高校生サマー体験学習」を開催しました。
学校の夏休み期間を利用した3泊4日の研修には、静岡県内の高校3年の男女生徒計40名が参加、小型移動式クレーン運転技能講習等を受講し、全員が研修を修了、晴れて修了証を取得しました。
なお、山梨県建設業協会の呼びかけにより山梨県内高校生も同時参加しました。
「次代を担う高校生に、建設産業の仕事を少しでも知ってもらいたい。そして、これからの進路に役立ててもらいたい」 静岡県建設業協会では、静岡県専門高校生サマー体験学習の開催を通じて、建設産業の魅力を伝え、建設産業への興味を持ってもらうと共に理解を深めてもらうことにより、建設産業への入職の一助としていきたいと考えています。
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入校式 |
◎ものづくりは人づくり。教育は一朝一夕ではできない。建設産業の仕事も今日からすぐにやれるものでもない。
◎ましてや技術・技能の習得は当然のこと。
◎日々の研鑽が必要。その上、安全についての教育がとても大切。
◎そうした教育や訓練をこの研修で学ぶことができる。
学科講義 |
実技実習 |
朝礼(安全確認訓練) |
◎他の社会人訓練生とも共同生活を送る。
◎社会人としての基本であるあいさつの大切さを身をもって知ることができる。
朝礼(挨拶訓練) |
◎学校で学べない建設現場の一端に触れることのできる良い機会。
◎学校で学んだこと、そしてこの研修で学んだことを活かして、建設産業界の一員としていっしょに地域の皆様のために活躍していただきたい。
食事の時間 | 整理整頓 |
レポート作成 | 修了式 |
今回の教育訓練は、自分の将来の仕事に役立てると思ったので、受けさせていただきました。
初めに研修内容が書かれた冊子で、3泊4日で行うことを知った時には不安しかありませんでした。どのようにクレーンの授業を行っていくのか想像もつかず目的地に着きました。まだ不安は移動中もありました。
そんな不安の中、出迎えてくださったのは富士教育訓練センターの先生でした。施設の説明や注意事項などを細かく説明していただいたおかげで当日まであった不安が消えました。それから私はクレーン学習に臨むことができました。
授業もとても細かくわかりやすく説明してくださったおかげで、とても理解することができました。
学科で小型移動式クレーンの点検や操作方法、作業中の注意点を学び、注意することの大切さや小型移動式クレーンを動かす時の危険などを学びました。
免許を取ることの重大さを正しく知ることができました。
実技では、クレーン操作の基本を学びました。昔から近所で小型移動式クレーンを多く見る機会がありました。しかし、操作することは初めてでした。
工事の現場では簡単に作業しているように見えましたが、実際に操作をしてみると、レバーの力の使い方や荷物の移動する際の荷ぶれが起きてしまうことが多く、とても難しかったです。
現場の職人たちがどれだけ凄いのかが実感できました。
今回の研修は不安ばかりでしたが、これから社会人になっていくにあたっての大切なことを多く学ぶことができました。
自分が学んだことを将来に役立てていきたいです。
これほどたくさんのことを学ぶことができたのも、今回協力してくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
【富士教育訓練センター公式サイト】