伊豆の下田は幕末の時代において、日本の歴史に深くかかわった街ではないでしょうか。
そこで開国の歴史にゆかりのある、お寺を歩いて散策してみたいと思います。
鎖国をしていた徳川幕府に開国を迫ったペリー提督により、開港した下田港の稲生沢川河口付近に1854年6月、日米和親条約(付録下田条約)の為に上陸した、ペリー艦隊の記念碑があります。
そこから条約締結を行う了仙寺へ行進した道、約700mをペリーロードと呼び
平成5年に下田開国のまちづくり事業として道路を整備しました。今では平滑川沿いに石畳の道路、柳の並木が続き、石造りの蔵やなまこ壁の古民家を利用したレトロな店が並びます。
なまこ壁の家 | 石造りの家 |
ペリーロード |
ここを通り抜けると国指定史跡の了仙寺になり、日米和親条約(付録下田条約)を締結した場所です。境内にある黒船ミュ-ジアムは3000点を超える「黒船・開国」の資料を所蔵・展示しています。
了仙寺 |
又、ペリーロードから少し横に入ったところに長楽寺があり、ここはロシアのプチャーチンと日本側全権との間で1854年12月、日露和親条約が結ばれた場所です。
長楽寺 |
他にも、了仙寺から伊豆急下田駅へ通じるマイマイ通りを行くと、唐人お吉のお墓と勝海舟が山内容堂に、坂本竜馬の土佐藩脱藩の罪の赦免を懇願した「謁見の間」などがある宝福寺が近くにあります。
宝福寺と木造の竜馬像 | 唐人お吉のお墓 |
勝海舟が山内容堂から受け一気に飲み干した朱の大杯と、容堂が坂本竜馬を 赦免した証である「瓢箪」描いた白扇 |
このように下田の街には、少し歩いただけで幕末の開国の歴史を存分に味わえるお寺などがあり、幕末マニアにはたまらない街です。
【伊豆下田観光協会公式サイト】(こちらもご覧ください)