■一般社団法人静岡県建設業協会では、新たに建設産業人となるフレッシュマンを対象に、社会人・企業人の素養としての心構えや礼儀作法等を身につけ、社会及び企業を担う組織行動力や連帯意識と建設産業で果たす役割や取組方法等の思考を高めることによる、入社前の不安解消と入社後の定着促進を目的として「就職前準備研修」を開催しております。
開講式 | 講義 |
■この研修会は、東日本建設業保証株式会社が、建設産業への新たな貢献策として平成27年度から展開している「担い手確保育成・防災減災支援事業」の一環として建設産業界を志す若者を対象に企画され、東日本建設業保証株式会社から費用支援を受けた各県建設業協会等が、会員企業の就職内定者向けに開催するものです。
企業入社直前時期に2泊3日で行うこの研修会を、静岡県建設業協会では同一内容で2回に分けて実施、静岡県建設業協会並びに静岡県建設産業団体連合会会員企業から計37名が参加しました。
社会人としての責任と責務、挨拶・作法・集団行動訓練、自己表現とコミュニケーション、プロ意識の確立、目的達成に向けたチーム思考訓練、労働安全衛生等の各項目を積極的にこなし、参加者全員が研修を修了しました。
講義 |
■これから社会人として大きく羽ばたく若者に社会人としての心構え・考え方など基本となる事を研修の中で体感していただきたいとの思いで開催しています。
学生と社会人との違いを明確にすることで、社会人としての基本姿勢や考え方を理解し、学生生活の終わり方や社会人としてのステップアップを試みます。
昨今の就職市場は売り手市場と評され、有効求人倍率も高いものになっています。
様々な「職」が有る中、我々建設産業の役割は大きく分けて「インフラの整備」「建物を建てる」「地域の安全を守る」の三つからなります。
建設産業は、地域に密着し、その地で暮らす全ての人々の生活基盤を支える重要な仕事です。
是非、自信と誇りを持って建設産業に携わる一員として活躍されることを期待しています。
■静岡県建設業協会では、平成29年度も平成30年3月12日~14日と3月19日~21日の2回に分けて開催します。ご参加をお待ちしております。
■講師
花輪孝樹氏:富士教育訓練センター講師、花輪育英研究所代表
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研修を通じて自分自身に関する「気づき」
私はこの就職前準備研修を経て本当に様々な自分自身の本質に気付くことができました。それは、良い面と悪い面同様に見つけられたのですが、それぞれ三つずつ書き出していこうと思います。
まず、良い面ですが「思っていたよりも積極的に活動に取り組めた」「物怖じせず意見を言えた」「積極的に周りにしゃべりかけることができた」です。
総合して私が考えていたよりも新しい環境に直面した時、積極的に自分の意見や考えを言える人間なんだなと思いました。
次に悪い面ですが「人によって壁を無意識に作ろうとしていた」「すぐマイナス発言をする」「調子に乗りやすい」などでした。
私は、人によって「あの人は苦手」だとかマイナスな思考になりやすく、仲が深まると心を開いて色々と話し気持ちが良くなってつい配慮の無い言葉遣いをしてしまう、ということがわかりました。
この体験から、自分を知り見つめ直すいい機会をいただいたと思いました。
入社に向けての決意
まだ現場に出ていないと、分からない事ばかりだと思いますが、私には入社にあたり決意していることが二つあります。
まず一つめですが、私自身今できることには限りがあり学ばせていただくことばかりというのが現状だと思います。上司や現場の作業員の方々から学べることはしっかりと学び、それを現場ですぐにでも積極的に活かせていけたらなと思います。
二つめは、まず資格を取らなければ現場は任せていただけないので、早く資格を取りたいと考えています。具体的にまず今年は二級施工管理技士資格を確実に取り、来年の夏には二級建築士資格取得を目指します。そのためには資格学校に通い資格取得の可能性を上げていきたいと思います。
最後となりますがまだまだ至らないことばかりだとは思いますが、精一杯頑張っていきたいと思います。
そして、このような貴重な体験の場に参加させていただき心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
この研修についての率直な意見
この研修を通して本当に様々な成長へとつながったと感じております。
全体を通して私が感じたことは、この研修を通してより一層社会人としての意識が高まったと感じました。それは「社会人の基本マナー」「自分の意見を周りに発信する」「社会人としての意識」を学ぶことで自分に自信を持って取りくむことができました。
今後、私達の後輩達が学びにくると思いますが、私達同様「ビシバシ」ご指導のほどよろしくお願いします。
研修を通じて自分自身に関する「気づき」
私は、この研修を通じて自分の未熟さに気づきました。今まで自分では挨拶や礼儀はしっかり出来ていると思っていました。しかし、この研修で色々な言葉の正式礼を大きな声で何度もやっているうちに、今までの自分の挨拶が社会人になっても大丈夫だと思っていた自分を本当に無知だなと思いました。これから入社して社会人として生きていく上でこの研修で習った挨拶や礼儀は絶対に忘れず、そしてわが社でもっともっと勉強していきます。
それと、これから社会人になるにも関わらずまだまだ学生気分だったなということにも気づかされました。この研修を終えた今、これからはしっかり社会人としての自覚を持ってちゃんとした生活を送っていきます。
入社に向けての決意
私は入社に向けてわが社に必要とされる人財になりたいという思いを抱いて、それなりの意識を持って生活していきたいです。入社したらこの抱負を忘れずに一生懸命頑張ります。まずは挨拶です。研修で習ったことを生かして同期の中で一番元気な存在であることをアピールするつもりです。
そして、少しずつでもしっかりと確実に仕事を覚えていきたいです。
今はまだ小型重機の資格しか持っていないけど、沢山勉強も頑張って色々な資格を取っていきたいです。目標としては、土木施工管理の1級を取りたいです。そのためには、沢山努力が必要だと思いますが、諦めずにしっかりと努力をしていきます。
この研修についての率直な意見
すごくビシバシ教育してもらいました。おかげですごく身になりました。
挨拶・マナー・礼儀・歩き方・入退室、色々なことを学びました。2つのグループに分かれて声の大きさを競うやつは楽しかったです。他の県の子とも仲良くなれて本当に良かったです。
来年の研修は今年よりもっとキツくビシバシお願いします。
研修を通じて自分自身に関する「気づき」
一番初めに、富士教育訓練センター到着後、横を通り過ぎる人のほとんどに挨拶をされ、当たり前のことながら社会人へのスタートがもう始まっていると実感しました。
最初の講義は「学生から社会人へ」というものでした。自分はまだどこかで学生気分が残っていて考えが甘いことがわかりました。入社してから考えればいいなどといった考えを捨て、研修一日目から新社会人として強い自覚をもって行動しようと思いました。
また、今回の研修では今の自分を問い質す時間があり、自分で採点をしてみて満点が取れませんでした。自分にはまだ力不足な点が多くあることに気づきました。自分の足りない中でも社会のルールや自分自身のコミュニケーション能力の向上をしていくことが社会人生活には必要不可欠だと感じたので、研修が終わっても努力して伸ばしていきたいです。
入社に向けての決意
高校一年の時から入社したいと考えていた会社に内定をいただくことができた以上は、一社員として恥ずかしいことがないようにしていきたいと思います。
新入社員として、礼儀や挨拶を忘れず先輩方に元気な後輩が入ってきたと思ってもらえるよう入社一日目から気合を入れていきます。
私はまだまだ分からないことだらけなので、聞くことを恐れずに恥じずとにかく聞いてメモをとり自分の身になるようにしていきたいです。
今回の研修で全員の前で代表でスピーチをするという貴重な体験をさせていただき、花輪先生からも良いアドバイスをいただいたので、そのことを日ごろから意識して相手に伝わりやすい話し方ができるように心がけたいです。
これからは計画的に勉強を進め、沢山の資格を取り会社に貢献していきたいと思います。
この研修についての率直な意見
この二泊三日の研修は私にとってとても有意義な時間となりました。社会人としての心構えはもちろん、他の県や企業の人と交流することでコミュニケーション能力向上の面でも成長できました。今回の縁をこれからも大切にしていきます。この研修に送り出してくれた会社への感謝や、このような機会を設けてくださった東日本建設業保証株式会社さんや関係の皆様にはとても感謝しております。
今回の研修が無駄にならないようにこれからも精一杯頑張りたいと思います。
研修会場にて~ここから次代を担う建設産業人が羽ばたく~ |
【富士教育訓練センター公式サイト】
http://www.fuji-kkc.ac.jp