今回のわが街ウォッチングは、浜松市の中心市街地の夜の風景にフォーカス。土地の歴史と多様な人生が交差する、魅力ある風景の一部をご紹介します。
松尾神社
「いとへんのまち」として栄えた浜松。東海道に沿う伝馬町や旅籠町あたりには遊郭が建ち並び、一大繁華街の形を成していました。現在の元魚町にある松尾神社の近くには「思案橋」と呼ばれる橋があり、人々が今夜はどこで遊ぼうか・・・と橋の上で思案した、と伝えられます。今も近隣の「思案橋小路」にその名が残っています。 |
モール街
千歳町の下後道にあたる「浜松モール街」。高度経済成長期には大規模商業施設が軒を連ねたエリアでしたが、今は往時を偲ばせる趣深い店や、今時の流行に乗った店が混在しています。浜松駅からも近いエリアということも手伝って、夜の早い時間から人の賑わいが見られます。 |
有楽街
現在の浜松市の中心市街地でも一番の賑わいを見せるのがこの有楽街です。飲食のみならず文化発信力にも長け、若い世代にも支持されるエリア。端から端まで歩いてみればきっと、いまの流行や新しい遊びに触れられることでしょう。 |
柳通り
肴町界隈には洒落た雰囲気の店が連なります。やんごとなき方々がハイヤーで来店する高級店が見られるのもこのあたり。「あの店はうなぎを刺身で出してくれるいい店だよ」という話を小耳に挟んだのもこのあたり。 |
第一通り
赤電(遠州鉄道)「第一通り駅」を降りた人波が、夜の街へいそいそと向かう様子が見られるエリアです。通好みの気の利いた個店が多く、浜松をよく知る人をこのあたりで見かけることも少なくない気がします。 |