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平成18年度第2回理事会・総会を開催

伊藤会長
伊藤会長

県建設業協会(伊藤孝会長)は28日、静岡市葵区の静岡商工会議所ホールで予算総会(第2回理事会、総会)を開き、2007年度から協会活動と運営の抜本的な改革に着手するとした事業計画を承認した。また、地区協会長の交代に伴い木内藤男氏(静岡協会)が常任理事で副会長に、一部役員改選では小泉一雄氏(三島協会)が理事に、矢崎彬雄(やざきよしお)氏が専務理事にそれぞれ選任された。

議事に先立ち伊藤会長は、業界が直面している課題として、「これ以上公共工事を削らないこと。これ以上ダンピングを繰り返さないこと」の二つを強調した。さらに、新年度からの協会新生元年に向かって、事業計画に掲げた施策を積極的に展開し、制度疲労を起こしているところは勇気をもって見直しをしたいと述べた。

承認された07年度の事業計画では、協会活動と運営の抜本的な改革に着手するために、「県建協新生元年」に向けて、運営の効率化による会費削減に努めるなど、「技術と経営に優れた企業の集団である建設業協会」を目指し、積極的な施策を展開する。

そのために、「地域における県協会の果たすべき役割の模索」「“見通しのきかない時代”の中で、会員企業への的確な情報伝達」「総合評価を基本とした入札・契約制度改善への要望活動」「防災・災害復旧への対応」に重点を置いた事業編成を行う。

協会活動と運営については、今年に入って伊藤会長が「県建協の新生元年に向けて」と題する改革提言を発表、常任理事会などで会長としての意向を説明してきており、07年度は協会再構築の初年度となる。

また、一部執行部の交代と改選を行い、静岡協会で会長職が宮城島光二氏から木内藤男氏にバトンタッチされたことから、県協会でも木内氏が常任理事に就き、さらに同氏の副会長就任が承認された。一部役員改選では、故二宮睦治氏に代わって小泉一雄氏が理事に、3月末で退任する増田晃氏に代わって、矢崎彬雄氏の専務理事就任が承認された。

矢崎新専務理事は、県で商工労働部地域産業課長、北遠県行政センター所長、県環境衛生科学研究所所長などを歴任。3月まで日本赤十字社県支部事務局長を務めてきた。

(建通新聞より転載)

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