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ちょっと紹介

「豆まきおじいさん」

清水禮次さん((株)神田組)

 
(株)神田組 清水禮次さん

地元幼稚園で節分の豆まきを始めて早10年になります。事のきっかけは私の友人の娘さんが幼稚園の先生をしており、子供たちに節分のことを上手く説明できなくて困って相談を持ちかけられたことからです。いろいろとアドバイスをしているうちに自分がやることになってしまいました。それから、毎年園長先生から依頼を受け今まで続いている次第です。

節分の豆まきの言い伝えを説明するのにチョンマゲと袴、裃の衣装をつけて子供たちの注意を引くよう考えました。節分前夜に赤鬼と青鬼が子供がいる家を狙って忍び込むところから身振り手振りではじめます。その鬼を追い出すために“ヤイカガシの候”と言う鬼おどしをつくり鬼の嫌いなもの(メザシの焼いたもの、黒文字の木、ひいらぎの木、目の沢山あるボウラ、藁ぞうり等)を家の玄関へ吊るし黒文字の木で煎った豆を一升桝へ入れて、”鬼は外、福は内“と呼びかけて鬼を追い出す。豆を一升桝へ入れるのは昔の言葉で一升マメに(元気で)と言う意味です。
「豆まきおじいさん」写真1
舳より順次投入をして、船を後退しながら、仕掛け(全長45m)を扇状に分散させて、絡ませないように操船。投入より着底まで数分。水深、海流でも違うが、300m〜700mの海底に仕掛けをいれる。竿先には常に気を配って投入より着底確認。浮いた、上針に食った、下針に食った、竿先に当りとして現れる。竿先からの当たり(情報)をいかに判断して糸を巻く、送る、そのままで。それが釣果に現れる。

これらのことを子供たちに優しく、解りやすい口調で説明するのは、なかなかむづかしい事です。変な格好をしたおじいさんが、めずらし事をやっているとみんな興味深く、楽しそうにしている姿を見ると、これから何年できるかわかりませんが、出来る限り伝えていこうと思っている所存であります。

「豆まきおじいさん」写真2