INDEX >> ちょっと紹介

ちょっと紹介

「鮎の友釣り」

生産事業部営業部長 小櫻 修さん(青木建設(株))

 

私は、四方山に囲まれ中央を天竜川の一大支流である清流気田川が悠々と流れる山紫水明の山里、周知郡春野町犬居(現在の浜松市春野)に昭和30年4月に生まれ3歳になるまで暮らしました。小学校の頃は夏休みになればほとんど一ヶ月間おじいさん、おばあさんのいる犬居で過ごし毎日小川でのメダカ・鮒・ハヤ獲り、午後になれば気田川で泳ぎ、たまに山へ蒔き拾い、蒔き割りの手伝いをして過ごしました。  このような環境で小さい頃育った影響か私の趣味は川釣りで、しかも気田川で覚えた鮎の友釣りにハマッテかれこれ30年になります。昨年まで工事部に所属し夏場の端境期は、仕事も少なく、有給を遺憾なく消化し、いつの間にかついたあだ名は「青木の浜ちゃん」、これには私も反論できず逆に夏場堂々と?休みをとり色々のメーカーの試合にも出場、けっこうその世界では小櫻 修は、知る人ぞ知る存在になったのもこの努力の賜物であったと自画自賛しているところです。

しかし、みなさん仕事に熱中すればするほど知らず知らずストレスも溜まりストレスが体を蝕み充実した人生を送る支障になるではありませんか、なにか趣味を持ったほうが良いに決まっていると私は思うのですが如何でしょうか?  前振りはこんなところにして鮎の友釣りについて「ちょっと紹介」いたします。 そもそも友釣りは釣りと言っても餌は使用せず「鮎は縄張り持つ」という習性を利用した釣りです。

「友鮎」と呼ばれる「おとりの鮎」に鼻冠をつけて竿につけた糸と結び、掛け針を取り付けて、「野鮎」の縄張りへ「友鮎」を侵入させ、追い払おうとし「野鮎」が掛け針に引っかかり釣れるという按配です。言葉では簡単なのですが、上手い下手が釣果を左右するので、競技会も盛んに行われプロの世界もあり技術研鑽の為、私も競技会に積極的に参加しており、夏場は土曜・日曜日は単身赴任状態で家に居ない日々が結婚依頼続いており奥方には頭が上がらない生活を過ごしております。

しかし頭をコメツキバッタの如く下げても懲りもせず続けてきているだけの魅力はやった者でなければわからないものですし、釣った鮎で晩酌する楽しみもあり又、鮎は日持ちがしないため(冷凍は味が落ちる)最近では「鮎の開き」を作り、知り合いやお世話になった方々に配ったところ非常に喜ばれせっせと開き作りに精を出しているところです。  真夏の週末、川風を感じて川のせせらぎを聞きながら日柄一日釣り糸を垂れのんびりと過ごすも良し、競技会に出場し人より一匹でも多く釣ることに一生懸命になるも良し、これからも体力と気力と奥方の理解があるうちは鮎釣りを続けていきたいと思っています。