日本代表の活躍により国民に夢と希望と感動を与えてくれた今回のワールドカップを静岡スタジアムエコパで運営に関わった側から振り返ってみたい。
はじめに世界最大のスポーツイベントを日本で初めて開催するにあたり、県、警察本部、消防署、JR、医療機関、ホテルなど多くの関係機関の御理解と御協力をいただき無事開催出来ましたことに感謝申し上げます。
次に、本大会で気が付いた点を2,3点申し述べたい。
・ボランティア
ビッグイベントに欠かせないボランティアの確保について、当初はW杯だからと楽観していたが、ふたを開けると、「平日開催、語学力、無報酬、交通費なし」の条件が重なり受付開始1週間たっても1割程度、私も危機感をいだいた。早急に近隣の大学、企業、体育関係者、商工会議所などを東奔西走した。また、地元の各メディアにも協力を要請し、NHKサンデースポーツの生番組にも機会を得て切実に訴えた。おかげで翌日から全国から協力の手が挙がり、その後見る間に増え、なんと1300人の応募に対して1800人を超えるまでに至った。私たちの必死の願いが通じて本当に嬉しかった。そして本大会でのボランティアの皆さんの心温まる対応には頭が下がる思いで一杯である。
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