1. 各企業の経営基盤の強化が迫られているなか、人と技術が企業の生き残り戦略の柱であることを明確に位置付け、人材の確保・育成・定着及び雇用労働条件等の改善に積極的に取り組み、活力と魅力にあふれ、人を大切にする産業として、建設産業の発展を目指そう。
2. 建設マスターをはじめ優秀な人材に対して適正な評価を行い、基幹技能者、多能工など熟練の技能や経験、技術の伝承に重点をおいた人材育成に取り組むとともに、一人一人の労働者が自発的に、自己の技術・能力開発に取り組める職場環境を整備することで、生産性の向上を図ろう。
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3. 若年労働者の入職活動としてインターンシップ、現場見学会などを積極的に展開するとともに、学校や地域社会との交流を一層充実させ、建設労働に対する正しい理解と、建設業のイメージアップを図ることで、建設産業に対する熱意と希望に充ちた人材を確保しよう。
4. 若年労働者が今後大幅に減少するなか、女性労働者及び高年齢労働者を貴重な戦力として捉え、その特性や健康、体力等を勘案し、労働機会の確保と活躍の場のさらなる拡大に努めることで、各自の能力を十分発揮できる労働環境の整備を推進しよう。
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