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県建協の新事業 会員企業のIT能力向上と職場環境の改善







 当協会では、全国建設業協会の雇用ネットワーク事業の一環として、昨年10月からIT関係アドバイザー派遣事業と労働関係アドバイザー派遣事業の2事業を実施しています。

 IT関係アドバイザー派遣事業は、平成13年度に国が行った国民に対するIT講習会事業をフォローすることを含め会員従業員のレベルアップを目的に、実施しているものです。多数の聴講生を集めた講習会では、講師に対し聞きにくい点も、自分の会社へアドバイザーが直接見えてくれれば、自由に細かな点も含め質問できるという利点も考え実施しています。
 受講する日時は、各社から第1・第2希望日として申請用紙に記入して頂き、協会がアドバイザーと日程調整をし、決定しています。受講者も各社3名を限度に指導してもらえる仕組みとなっています。
 講習内容は、ITに関する操作方法で、1.ワード操作 2.エクセル操作 3.電子メール操作 の3種類で、希望の1つを受講できます。
 講習時間も4時間程度で、希望された講習内容については、良く理解して頂いています。
 静岡県は横に長いため、アドバイザーも伊豆、東部、中部、西部と各地区に配置し、日曜日を除き希望日に対応しています。
 12月末までの実施状況は、24社63名が受講しました。

 同様に労働関係のアドバイザー派遣事業について、現状の経済情勢が厳しい中で、会員企業が各種助成金を理解し、少しでも助成金を活用できることを目的に実施しています。労働関係アドバイザー事業も一通りの説明ではなく、各事業所にアドバイザーが行き細かな指導をします。
 今回の助成金としては、雇用・能力開発機構の各種助成金制度や申請書類の書き方について、雇用・能力開発機構静岡センターのご協力を得て実施しています。
 こちらは各事業所の労務担当者等1社1〜2名が説明を受ける形になっています。
 労働関係アドバイザーは現在2名の方にお願いし、県内をご指導して頂いています。
 労働関係もIT同様申請書に第1・第2希望日をご記入頂き、その希望日に実施しております。
 内容は、雇用・能力開発機構の、
  1.各種助成金制度の内容
  2.キャリア形成促進助成金申請書類の書き方
  3.建設教育訓練助成金申請書類の書き方
  4.福利厚生助成金の申請書類の書き方
の4種類で、希望の1つを説明受けられる仕組みとなっています。
 説明を受ける時間は、2時間程度としています。
 12月末までの実施状況は、14社が指導を受けました。
 年度末を控え各社が大変お忙しいと思いますが、協会では、この事業を積極的に活用していただきたいと思っています。

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