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会長挨拶

平素から、一般社団法人静岡県建設業協会の事業活動に、深いご理解とご協力をいただいております。

さて、昨今の建設業界を取り巻く状況といたしましては、深刻な 担い手不足に直面しております。これに対して 『給料』、『休暇』、『希望』、そして 『かっこいい』 の新4Kの推進を建設業界全体で取り組んでいるところであります。

令和8年度の公共工事 設計労務単価は 全職種平均の 伸び率が 4.5%で14年連続の上昇となり、土曜日を一斉休工日とする「ふじ丸デー」や週休二日工事の実施、また今年度から第1次国土強靭化 実施中期計画に基づく5箇年事業が 本格的に始まるなど、特に公共土木事業においては、行政機関の協力の下、『給料』、『休暇』、そして『希望』の持てる世界が 実現しつつあると感じております。

では、『かっこいい』は どうでしょうか。ある学識者の方が、「自分は元々人の命を助ける医師を志していたが、あるとき大災害を目にして 何百人、何千人の命を救えるのは土木の仕事だと思い、土木工学科に進学した。それから数十年か経過して、何故これ程大切な仕事に担い手が集まらないのか。」と 嘆いておられましたが、全くの同感です。

元来 建設業は、「誇り高く」、「かっこいい」 仕事なのです。そして、地域の 安全・安心を守るだけでなく、地域の 利便性・快適性を向上させるのが 地域の建設業の本旨(ほんし)でもあります。地域に寄り添い、地域を守る、我々地域の建設会社だからこそ出来ることは、まだまだあると思います。

一方で、昨年12月に全面施行された改正建設業法では、労務費の基準、いわゆる「標準労務費の運用」と「見積への労務費の明示」が開始され、サプライチェーン全体での商習慣の転換が求められています。また、近年の人件費や物価の高騰に追い打ちを掛けるような昨今の中東情勢の緊迫による燃料や材料の価格高騰や不足による受注環境の悪化、熱中症対策やまだまだ減りきらない労働災害への対応など、取り組むべき課題は山積しております。

しかしながら、静岡県建設業協会といたしましては、本協会を支える 地区建設業協会や 会員企業等の皆様方、更には建設産業全体が連携し、生産性の向上や技術革新などにより、こうした様々な 課題の解決を図り、建設業に従事する者が 「誇り」と「やりがい」を持ち、「我々は格好いい」と思える建設業を目指して、精一杯頑張ってまいりますので、関係の皆様におかれましては、これからも変わらぬご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

一般社団法人静岡県建設業協会
会 長 市 川  照