INDEX >> わが街ウォッチング | ||||||||||||
|
||||||||||||
昨年5市町村が合併して誕生した新磐田市の顔となる、JR磐田駅周辺地区の整備が活況を呈している。昔、北口しかなかった駅舎は、7年前に南口を開設するとともに南北自由通路もでき、現在は南口駅前広場やアクセス道路の整備なども進められ、駅を中心とする人道線は大きく改善された。さらに駅周辺地区の求心力を回復させるため、街の活性化を目指した市街地再開発事業や区画整理事業が進められており、平成15年3月には駅北37街区市街地再開発事業の再開発ビル「天平のまち」が完成し、このほど道路を隔てた向かい側に駅前地区第一種市街地再開発事業の商業施設と住宅棟からなる再開発ビルも着工した。今後は駅前ロータリーや学校「染葉学園」、ホテルなどの建設も始まり、人が集まる「にぎわいのある街」の誕生が期待される。 |
||||||||||||
「駅前地区第一種市街地再開発事業」−磐田駅前地区市街地再開発組合 伊東和芳理事長に聞く− 聞き手:鈴木和男 袋井建設業協会 広報部会長
駅周辺地区の活況を取り戻すには、地区の人を増やすとともに人が集まる要素が重要。そのためマンションを中心とした再開発ビルの建設は、地域の発展に大きく寄与する。 鈴木広報部長 −商業施設のテナント募集状況はどうですか 伊東理事長 「ここで駐車場を経営していた(株)ニューオリオンビルが主体となって、テナントを募集しています。地権者のうち2軒が継続で入居するほかは、私自身が出掛けて直接誘致交渉をしています。全部で9区画程度になる予定です。候補は沢山あるのですが確定まではまだです。」 ―どのような業種を考えているのですか 「飲食関係を考えています。和食、中華、イタリアンなど各地域の名店に出店してもらいたいと思っています。県中西部を中心に東は横浜、東京から西は愛知県の豊橋までの名店を食べ歩いて、これはと言う店と交渉しています。」 ―どのようなことを条件に選定するのですか 「活気のある施設とするため、女性の企業家や若手の企業家を求めています。若くてやる気のある人が加入しやすいように、テナント料も低く抑え、これはと思う人物なら保証人がなくても良いと考えています。とにかく「人柄」を第一に選定していきます。」 ―他の地域の再開発はなかなか成功していないようですが 「やはりテナントが問題なのではないでしょうか。テナントが出店してくれる要素を持つことですね。訪れるユーザーにもリーズナブルな価格で提供することがポイントで、そのためにもテナント料を極力低く設定することが鍵です。テナント料も安く、出店環境もよければ出店する方も積極的になれると思います。また、その地域にあった施設で、地域の特性や特産を生かすことも地域の住民から愛される施設となるのではないでしょうか。」
|
||||||||||||
[JR磐田駅周辺整備事業]磐田駅南口線道路改良事業(平成4年6月〜12年3月)
JR磐田駅舎改築(平成9年度〜11年度)
南北自由通路(平成9年度〜11年度)
磐田駅北37街区第一種市街地再開発事業「天平のまち」(平成12年度〜15年度)
磐田駅前地区第一種市街地再開発事業(平成17年度〜19年度)
|
||||||||||||
←前へ戻る | INDEX | 次へ進む→ |