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| 一般社団法人静岡県建設業協会 会長 石井 源一 |
新年あけまして おめでとう ございます。
日頃より、当協会の事業運営に格別のご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、冬は「最強寒波」と形容される厳しい寒さ、夏は「命に関わる危険な暑さ」と言われた猛暑に見舞われ、春らしさ、秋らしさがあまり感じられませんでした。そして、9月に襲来した台風第15号では線状降水帯による大雨の他、観測史上最大級とされる竜巻が発生するなど地球温暖化による極端な気象現象が既に現実のものになりつつあるのではないでしょうか。
また、1月の埼玉県八潮市における大規模な道路陥没事故は、これまでに発生した同様の事故に比べ規模の大きさと下水道の機能停止による社会生活への影響の大きさの両面において衝撃的であり、改めて維持管理の重要性を認識させられました。
このように、激甚化・頻発化する災害やインフラの老朽化により日常生活が脅かされる状況にありますが、会計検査院の2024年度決算検査報告では、不作為により災害危険度が増大していると指摘されており、安全・安心の確保に「予算がないから出来ない」ということは、社会的に通用しなくなってきているのだと思われます。
10月に発足した新内閣では、女性初の総理大臣が誕生し、責任ある積極財政により官民一体で危機管理投資・成長投資・人への投資を協力かつ可及的速やかに進めるとしており、期待したいところです。
特に今年は、第一次国土強靱化実施中期計画がスタートする国土強靱化元年とも言うべき年になります。強靱化の「靱」は弓の強さとしなやかさを意味し、強靱はとはただ単に堅固な強度を求めるのではなく、強さにしなやかさや柔軟性を併せ持つ様を表し、治水でいえば霞堤のように外力をそのまま受けるのではなく上手く逃がす知恵や工夫も求められます。
また、総務省が発表した人口動態調査によれば静岡県の人口は1年間に全国で3番目となる3万人以上が減少したということです。本格的な少子高齢化による人口減少時代を迎え、造る時代は終わったと言う人も居りますが、むしろ少子高齢化社会だからこそ必要なもの、人口減少時代だからこそ必要となるものがあると思います。
快適で利便性が高く魅力ある地域として人々に選ばれるためにも、今は正に未来に向けて投資をする時であり、我々も、建設産業全体が働き方改革による処遇改善や担い手の確保、生産性の向上などに努め、これにしっかりと応えていく必要があります。
県下10地区協会並びに会員企業の皆様と一体となって、しっかりとしたもの創りにより、安全・安心でより豊かな生活環境を整えることを通して、「成長と分配の好循環」への役割を果たしていきたいと考えております。
結びに皆様方の益々のご多幸とご健勝を祈念いたしまして、私の年頭の挨拶とさせていただきます。
令和8年1月